Friday, February 13, 2009

星になったのさ

 
 去年死んじゃった友人の追悼イベントが、水曜日に新宿Loftでありました。カナリ盛大なロカビリー・パーティーというカンジでした。

 泥酔ちゃんの愛称で親しまれていたYANNYは、ロカビリーとGibsonを愛するMac使いで、ちょっと先輩。
 なのでよくClubで我々しか分からない話で盛り上がっていました。
 彼はオレのDJの良き理解者でもありました。ロカビリーのくせに「katchin'のDJにはロックを感じる」と言ってハウスばっかりのオレのMIX CDを愛聴してくれていました。
 愛称の通りにいつも泥酔してるんですが、一人で勝手に泥酔してるのをみんな朗らかに見守っていました。まさに愛すべき酔っぱらいでした。
 闘病中もmixiを通じて日記とか書いていて、その時も彼は明るくて、いつ復帰するんだろうと思っていました。

 そんな彼が亡くなったのは、Disoscillatorsのレコーディング中でした。
 デザイナーでもあるYANNYは、会社を辞めてフリーランスでがんばろうとしていた矢先でもありました。
 同じ時期にカオリのガン再発の告白もあり、自分も同じ立場のフリーランスの人間として相当ショックを受けました。
 なので表立ってその事に触れることは無かったのですが、自分の中で改めて誓いを立てたのです。

「死んじまうのはしかたねぇ、だけど後悔だけはしたくねぇ」
 
 志半ばで倒れたとしても、そこに向かって行っていれば後悔はしない。成し遂げられないのは悔やまれるが、後悔ではない。口だけで先に進めなかった時に後悔するんだ。

 今オレは自分の信じた道にしか向かっていない。
 それが出来る事に感謝したい。

 YANNY心の師 Duke & The Nice Guys。この日のトリ。
 スゲーバンドがまだいるんだな〜。面白いうえに、強力な安定感はなんなんだ!演奏ウマすぎ。

 この日もビール片手に、Loftの片隅でYANNYは酔っぱらっていたでしょう。
 YANNYさん、さようなら。