Friday, March 11, 2016

オヤイデ R1 Beryllium

 約10年前にリリースされたオヤイデ電気の壁コンセントR1 Berylliumを試してみた。(写真右の白い方。ちなみに左はSWO-XXX ULTIMOのフタだけ色違い)
 最近オヤイデ・ケーブルの導体変更によるモデルチェンジがあったが、こちらの壁コンは今でも同じ仕様のままロングランを続けている。これは職人さんが長生きしているということだろう。ワタシは会ったことは無いけど安心した。

 設置した場所は自宅スタジオの200Vの壁コンセント。WPC-Z2に取り付けていた1つを換えてみた。配電盤からEE/F-S 2.0(現在廃盤。現行品はEE/F+2.0 V2)経由のコンセント。

 先日オヤイデ電気本社を訪れた時に今更知ったのだが、上からの落下物による事故で感電(漏電)を防止するために、アースの穴を上向きに設置するのが正式な取り付け方法なのだそうだ。病院などでもそうしているらしい。なのでワタシもそれにならって設置してみた。
 交換の際に、予想以上のネジの締め付けの固さに思わずナメってしまい、、ネジを一本殺してしまった。。WPC-Z2はネジ一本にまでこだわって作っているというのに。。ダサすぎる自分をブン殴りたくなった。。
 なので殺してしまった方コンセントは直接音につながらないMacに電源を供給し、R1にはオーディオ・インターフェイスMACKIE. ONYX 1220iECLER NUO 2.0を挿している。


 今回のリファレンスはPCオーディオで、MacでiTunes鳴らしてチェックしてみた。
MacPro→d+ FireWire 6pin-9pin→MACKIE. ONYX 1220i→SPL 2Control→GENELEC 8030。音声ケーブルは全てBELDEN 88760で電源ケーブルはMac以外全てBLACKMAMBA初期モデル

 もうね、一聴しただけでもの凄いコンセントだと思った。音の洪水だよ。全帯域ドカーン!みたいな。(超雑だね)
 高域の抜けが良くてキレイな音、ヴォーカルの張りも出てる、ベースの音がバウンシーでふくよかでグルーヴィー。自分で取り込んでリマスターしたレコードはそれが如実に表れる。だから実は好みの音なのかも。電源ケーブルTUNAMIを初めて聴いた時の感覚にカナリ近い印象。ファットでありながら解像度も高い。ゆえに多少の脚色感はある。なので音楽制作には向かないかもね。
 制作に向かなくとも音楽を聴くという行為自体の楽しさは倍増する。音質向上による幸福感は非常に満足できる。
 なのでワタシはレコードの録音、サンプリングに使用していくつもりだ。