Wednesday, August 12, 2009

お盆ですか。

 最近はTVで心霊特集的な番組を全然やんないですね。
 しかもやったとしても、最終的に何かを丸くおさめようとする。
 なんだか思い切りがないですよね。
 普通の時間帯に、平気でチンコとか言うクセに。


 で、TVでやらないので、自分で1つお話したいと思います。

 チョー先日、まさに沼田まつりにこの間行った時の話。
 
8月3日
 ワタシの実家は、街では結構古くからある大きな病院の前にあります。ワタシはその病院で産まれました。いわゆる総合病院です。
 ホントに通りを渡ればもう病院の敷地です。

 お祭りの初日に、ワタシとキッズ、東京の祭好きの友人の3人で夕方くらいに実家に着きました。
 着いて早々に、生ビール飲み放題やら祭をエンジョイしました。
 お祭りは夜の22時までやっています。
 その間は人の出入りも多く、それ以上に目の前の国道がホコ天なので人の往来も激しいのです。

 23時を過ぎて24時前にはテキ屋の後片付けも終わり、街は静寂を迎えます。と言っても国道なので、夜中に車やトラックはたまに通りますが。
 そんな深夜、まだ祭の初日なのでワタシも友人も体調も良く、ワタシの弟と一緒に実家のガレージを開け放って、気持ちのいい夜風の中で飲んでいました。当然のことながら、ガレージから病院は目の前です。

 深夜1時を回ったくらいに、相当ビビりなワタシの友人をビビらそうと思い、ワタシと弟で目の前の病院の話を始めました。

 「あの病院の裏に精神病棟があるんだぜ」

 「あそこ見てみ。屋上に金網張ってんだろ?
 しかも先が内側に曲がってるだろ?」

 「あれは精神病の患者が自殺しないようにできてるんだよ」

 と、いかにもなことを並べて、友人をビビらせました。
 でもホントの話なんですよ、それは。

 酒を飲んでいたこともあり拍車がかかり、実際に行ってみることにしました。というよりは、ビビってる友人をさらにビビらすために、半ば連行しました。
 思いっきり病院の中に入ろうとしたんですが、夜間の守衛がいて中には入れなかった我々は、建物の外周を回ってみました。薄暗く、人気の無いその場所は、初めての人には相当怖いでしょうね。
 病院の建物の右側に駐車場があります。我々はそこまで行って、友人に

 「ほら、非常階段にも屋上と同じ金網が張ってあるだろ?」

 「足下見てみろ。コンクリートが割れてるだろ?」

 「人が落ちて割れたんだけど、舗装し直しても直らねぇんだよ」

 「あれ見てみ。あれが精神病棟なんだよ」

 その建物は第1病棟の裏にあり、大きい渡り廊下(建物として繋がってる)で繋がってます。
 第1病棟よりカナリ低いその建物が精神病棟で、落ちても死なない2階建てになっています。
 第1病棟と精神病棟の間が中庭みたいになっていて、我々はその中庭に入って行きました。
 ビビる友人も強制です。

 前後を病棟に挟まれた状況で
 
「オマエもっと近くで見ろよ〜」

 とか言いながら、精神病棟に全員の視線が集まった瞬間。
 2階の右から2番目の病室で、突然真っ青な光が光りました。
 それは室内の蛍光灯などの明かりを点けたモノとは、全く別の光り方をしたのです。例えるなら、スゴく太いレイザー光線みたいなものを、部屋の中でガシガシ動かしている様なカンジ。室内灯ではないので、部屋全体が明るいのではなく、光線が行き届いてる部分だけが明るいのです。懐中電灯なんかより桁違いに強力な光で、そもそも懐中電灯で、あの部屋をあそこまで照らすことはできないでしょう。
 
 その青い色も、見たことのない青さで、車のHID(青白い光)のライトより強力な光で完全な青色なのです。全く白い部分が無いのです。

 その間2〜3秒、全員息をのみました。
 さらに直後、その青い光の中から看護婦の姿が現れたのです!

 その姿は明らかに看護婦で、しかも着てる白衣のデザインは相当古いモノでした。その看護婦は、青い光に照らされているにも関わらず、その白衣は全く青くなかったのです。

 「うわぁぁあぁああぁ〜〜」

 という友人の叫び声を聞いて、固まっていたワタシと弟も我に返り、友人の方を向いてみると、完全に腰を抜かしてました。
 友人を起き上がらせるのに、多少時間はかかったとは思いますが、10秒も経ってないでしょう。
 さっきの窓は何事も無かった様に真っ暗でした。

 これは確認せねばならん。と思い駆け足で、その精神病棟の側面に回りました。
 その建物の側面は全部ガラスのドアなので、中の様子が伺えるのです。その建物の中は人気は全く無く、非常口のライトで緑色に照らされていました。

 入れないかと思い、外階段の鉄柵を引いてみましたが鍵がかかってました。しかたないので、さらに病院の裏に回り、入れるドアを探しました。
 どこも鍵がかかっていて、入れるところは無かったのですが、一瞬通り過ぎた時に、焼却炉の裏側に地下に続く階段を発見しました。

 「行ってみよう」

 ワタシは言いました。
 普通なら行こうと言われて、行く様な気分でもなければ、そんな雰囲気でもないし、地下に続く階段はホントに真っ暗で、懐中電灯でもなければ50cm先も見えません。でも乗りかかった船です。
 偶然持ってきていた携帯電話の明かりだけで、3人で降りて行きました。
 踊り場を一回経て、スグに地下の入り口にたどり着きました。

 しかし、そこにはドアは無く、代わりにあったのはアコーディオン・カーテンでした。
 そのアコーディオン・カーテンは予想外にあっさり開き、病院内に足を踏み入れることができました。
 入ってスグに右側に、上半分がガラスになっている観音開きのドアの真っ暗な部屋がありました。
 ドアの上にプレートが張ってあって、ワタシは友人にプレートを読んでみろと言いました。
 
 そこに書いてあったのは、

 「安置室」

 言うまでもなく、友人はまた腰を抜かしました。
 目の前にあった部屋は、世間で言う「霊安室」だったのです。


 一週間前のホントの話です。
 ワタシはインターネットでウソは書きませんから。
 できれば直接話したいんですがね、みなさんに。

 あ、偶然こんなチャンスが!
 今週金曜の渋谷GAME
 電撃ネットワークのギュウゾウさんとやってるイベント