Friday, May 1, 2009

道がつながる時

 六本木のスペシャには何年も通っていた。今また通っている。
 その当時はミッドタウンはおろか、ヒルズも無かった。
 自分はワリと裏道野郎で裏道ばっかり使う。交通状況はこの数年でエラい変わり様で、今裏道使ってもあんまり意味が無いかも。それでも癖で裏道を走ってしまっている。

 スペシャに向かうときは広尾の商店街を抜け、有栖川公園と外国人向けのスーパーの間にある南部坂を登り、仙台坂から麻布十番、飯倉からスペシャという道順。
 帰りは暗闇坂(細野晴臣が曲のタイトルに使っていた)から仙台坂〜南部坂〜一瞬明治通り〜恵比寿ガーデンプレイス〜茶屋坂という具合。麻布界隈は坂が多い。その坂に全て名称があるんじゃないか?多分。

 今のスケジュールだと、帰り道は夕日の時間でスーパーの前なんて混んでてしかたねぇ。だけども、そこを通る通行人(ほとんど外国人と本物のセレブ)とか見てるだけで、完全に別世界。外国人のSchool Girlとかやっぱかわいいななんて思っていると、渋滞も気にならないモノだ。

 同じ東京でも全く別の街なんだよね。久しぶりにその光景を見ると、懐かしさもありつつ、全く縁がねぇとも思う。
 茶屋坂超えたら完全に田舎だなという感覚になる。東京なのに。
 
 最近よく聞く「格差」という言葉がありますが、経済的なことばっかり言っているけど、実際の格差ってのは「人間の育ち」の違いなんだと思う。日本に階級制度はないけど、その名残りとかルーツを持った人は確実にいるんですよ、あの辺に。
 今世間で言ってる格差は「成金」と「貧乏人」の「差」のことなんだよな。それってホントに「格差」という言葉が当てはまるんですかね?
 ワタシの思う格差社会の上の方は麻布界隈にあると思います。

 

 この道つながったんですよ。
 ガーデンプレイスのところにアメリカ橋ってのがあるんですけど、学生の頃から20代前半はそこに住んでました。その当時ガーデンプレイスまだありませんでした。
 昔住んでいた場所と目と鼻の先でDJする日が来るとは夢にも思わなかった。
 5/3 Down Beat Ruler