本日、完成したばかりのスタジオの取材が来ました。
スタジオ製作の取材と同時にルームチューニングを行いそれも一緒に記事にします。
このルームチューニングが結構時間かかって、スタジオの取材が延長戦になる、的な。
このルームチューニングをやってくれたのがレクストの西野さんです。(左の人ね)
今回スタジオにレクストのスピーカースタンドRKST-90を導入したのをきっかけに、サウンドデザイナー誌を経由して西野さんに来てもらった次第です。
最初はルームチューニングってゆーから、吸音材とかいっぱいやられちゃうのかと思ったら、スンゲー小さいチップだけなんすよね。
実はMackshowのスタジオに遊びに行った時にもらったレゾナンスチップのルームチューニング版なんですよ。そんなもんを目の当たりにして信じれる?
ワタシは以前のレゾナンスチップを機材に貼って効果があったのを実感しているので、まだね、わかる。というかあの会社の人が来るとは。ですよ。
そんで事前に「こうしたい!」リクエストは部屋の写真と一緒に送っておきました。(1枚だけなんだけど。普通は部屋の4面を送るらしい)西野さんいわく、スピーカーを含めた正面の写真で吸音材の類いを全く貼っていなかったので、この部屋は大丈夫だと思ったそうです。
それでは作業風景です。
全ての壁の長さと高さを測ります。その法則はレゾナンスチップRTのページを参照してください。実際測って然るべき場所に貼る。チョー簡単です。
陶器でできているというチップを貼り終え、スピーカーのセッティングは全く変えずにリファレンス。
ありゃま。不思議なことに音場が下から上に持ち上がり、少し広がりました。レゾナンスチップによって壁の振動が減ったそうです。
以前オヤイデのコンセントベースを設置したときのことを思い出しました。あのタイトさに非常に近いモノがあります。振動が減るとタイトになって音が小さく感じるアレです。
メインイベントです。ワタシの希望は音の広がりと定位感の向上です。スピーカーの位置を正確に決めます。
ここチョーシビアでした。レーザー墨出し器を使って左右をキッチリ合わせます。下の写真のようにレーザー出しています。スピーカーのピント合わせだそうです。西野さんの最新著書にその法則が書いてあるそうです。チェックですね〜。
結果ワタシのリクエストは遂行され、音の広がりは得られました。以前は座っている位置に向かって内側にスピーカーを向けていたのですが、今回からそれを廃止してガッチリ正面を向いています。
西野さんのセッティングだと内向きにすると音が狭く聴こえちゃうんですよね、正面向きよりも。さらにリスニングポイントの前後も限られてしまいます。
その点正面向きのリスニングポイントは前後は全く関係なく、どこで聴いても同じように聴こえます。これって意外と便利ですよね。場所が違うから聴こえ方が変わって、プラグインのセッティング変える、とかって不毛ですよね。
とりあえず、まだこのセッティングに慣れていないので、しばらく試してみたいと思います〜。